2009年10月29日木曜日

発見人間力、で奥会津書房が紹介されます。

■2009年10月29日

 夏に取材された内容が10月31日より各地のテレビで放映されます。福島県内は福島テレビ11月2日の午前10時25分~55分 →→→ 発見人間力 テレビ朝日系(福島テレビ)

■放映を見て → 11月23日

■全国各局放映日(未来への伝言、奥会津聞き書きで見つけた宝物・奥会津書房遠藤由美子編集長)

北海道放送:2009/11/15(日)06:00~06:30
青森放送:2009/11/2(月)10:25~10:55
IBC岩手放送:2009/11/1(日)05:45~06:15
秋田放送:2009/11/4(水)10:25~10:55
山形放送:2009/11/6(金)10:55~11:25
東北放送:2009/11/1(日)06:15~06:45

福島テレビ:2009/11/2(月)10:25~10:55

新潟放送:2009/10/31(土)06:00~06:30
北日本放送:2009/11/4(水)10:55~11:25
北陸放送:2009/11/17(火)10:20~10:50
福井放送:2009/11/6(金)10:50~11:20
信越放送:2009/11/2(月)10:50~11:20
山梨放送:2009/11/2(月)09:55~10:25
テレビ朝日:2009/11/14(土)06:00~06:30
静岡放送:2009/11/8(日)5:45~6:15
メ~テレ:2009/11/15(日)06:00~06:30
朝日放送:2009/11/15(日)06:00~06:30
日本海テレビジョン:2009/11/7(土)5:58~6:28
山陰放送:2009/11/3(火)10:00~10:30
中国放送:2009/11/8(日)05:45~06:15
山口放送:2009/11/6(金)10:00~10:30
西日本放送:2009/11/8(日)06:00~06:30
四国放送:2009/11/4(水)10:55~11:25
南海放送:2009/11/8(日)06:00~06:30
高知放送:2009/11/2(月)10:00~10:30
RKB毎日放送:2009/11/15(日)06:15~06:45
長崎放送:2009/10/31(土)07:00~07:30
大分放送:2009/11/8(日)06:15~06:45
熊本放送:2009/11/11(水)10:50~11:20
宮崎放送:2009/11/2(月)10:50~11:20
南日本放送:2009/11/3(火)15:00~15:30
沖縄テレビ放送:2009/11/4(水)15:29~15:59
琉球放送:2009/11/5(木)10:50~11:20

2009年10月22日木曜日

8月下旬の会津学5号発刊から、、、、



■会津学研究会(事務局・三島町宮下・奥会津書房)では第5号発刊を機に、読者会、あるいは交流会を進めることとしています。数名でも参りますのでよろしくお願いいたします。

 いくつかの地域で動きがあり、たいへんありがたいことです。

 二本松市の楽山舎通信では毎号、発刊される雑誌『会津学』を取り上げて下さっており感謝します。

 →→→ 10月10日 922号 楽山舎通信(会津学5号①)
 →→→ 10月13日 924号 会津学5号② 
■3回連続講座に参加された山都町早稲谷の浅見さんらが、山都町で集まりを開いてくれるようになりそうです。→→→ひぐらし農園の、その日暮らし通信

2009年10月21日水曜日

喜多方市山都町早稲谷のうわぜき 上堰http://www.youtube.com/watch?v=-ZTJtoJjDWw&feature=player_profilepage



10月22日(木)白河市

■2009年10月22日(木曜)19時より20時30分、福島県白河市本町2 マイタウン白河にて、白河学研究会に参加します。菅家博昭1名。

 →→→白河学研究会
 →→→ 10月22日の白河学研修会





■2009年8月開館した、奥会津博物館・舘岩館(舘岩松戸原)所蔵の1835年製作の、とうみ。脱穀した「こつぶ」を風撰する。こつぶとは、アワ、ヒエ、キビ、小豆など。旧・舘岩村川衣(かわぎぬ)の橘正則さん宅にあったもの。

連続講座、終了しました



■2009年10月19日で3回の連続講座は終了しました。

  →→→ いまここネット  →→→ ひぐらし通信  →→→ 菅家ブログ


■10月13日

 →10月15日

 →10月19日
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■いまここネット(川合さん報告)から13日、15日の様子の再録引用を掲載します。


■2009年10月13日、午後7時から菅家博昭氏の「地域の調べ方」講座の1日目が予定通り開催されました。

参加者は8人、地元の人がほとんどでしたが、山都町(現喜多方市)から来られた方や、岐阜県から奥会津に研修に来られた学生さんもいらっしゃいました。

内容も盛りだくさんで、講演後の雑談も含めると、終わったのはなんと1時間延長の午後10時!参加者の皆さんは関心もさまざまなようでしたが、熱心に菅家氏のお話に耳を傾けていました。

菅家氏がお話された内容を簡単に挙げていくと、近世の『新編会津風土記』からはじまり、イヌワシの調査方法、入会地(共有地)の問題、カヤの採集場所や種類・使用方法、遊び仕事、三島町の荒屋敷遺跡などさまざま!ひとつひとつが専門的にもなりえますが、丁寧に説明されていましたのでわかりやすかったです。スタッフである私としてはどれもこれも刺激的で、発見もあり、すごく勉強になりました。

特にイヌワシに関しては菅家氏と仲間たちが数年かけて調査したものをみせていただいたのですが、その成果はまさに歩き、見て、聞いたものの集大成でした。数年でまったくの素人がプロ化していったという言葉には勇気づけられるものがありました。

さて、上記に挙げた内容だけをみると一見バラバラに思えますが、通底するのは物事をみる時、地域を調べる時に、「多様な視点」を持ち、「自分の専門だけにとらわれず」、「全体をみる」ということでしょうか。

このような方法、思考に私個人としては、ものすごく共感を覚え、納得もするのですが、ではやってみようと簡単には言えません(いや、言うだけならできますが)。「口でいうだけなら易し、いざ実践ともなると難し」といったところでしょうか。

ただ、常にそういったことを意識しつつ地域を調べるということからなら、始められるかもしれません。まず最初の一歩として、そこから踏み出そうと思いました。


明日15日も午後7時から2回目の講座があります。2回目からの参加も可能ですので、ちょっと聞いてみたいなと思われましたら、奥会津書房までご連絡をお願いいたします。


■10月15日(木)19:00より、「地域の調べ方」講座の2日目が開催されました。今回の参加者は地元三島の方よりも、山形市や会津若松、山都町など町外から来られた方が多かったです。

菅家氏がお話されたのは、カヤ(場)に関しての聞き書きの報告と、会津を中心とした考古分野の現状。カヤ(場)での聞き書きはかゆいところに手が届くといいましょうか、大変に詳細なものです。関連して、参加者である山都町からいらっしゃったAさんの堰守のお話も興味深く聞かせていただきました。

民俗学はじめ学問というものはさまざまなテーマに沿って研究を進めていきます。今回はそれがカヤ(場)であったのですが、菅家氏のお話はそれだけにおさまらないんですね。カラムシや麻、水田、常畑、カノ(焼畑)、家の構造、入会の問題などなど・・・・・・たった一つのカヤ(場)というテーマから当時の生活が次々と明らかになっていく、私はこういうところにすごく感動しちゃいます。

ある一つのテーマを与えられた時、それだけで完結させちゃうのではなく、それを手がかりにどんどんと世界を広げていく。やるとなったら難しいし、いざまとめるとなったら散漫になっちゃうかもしれませんが、閉じず、開かれていること、次につながることって大事ではないでしょうか。前回の更新でも書いた「多様な視点」、「全体をみる」ということの実践、そのひとつの形なのだろうと思います。


もう一つ、今回新たに出た視点は「見直し」でしょうか。考古学の現状を事例に菅家氏は説明されていたのですが、例えば権威ある先生方が言ったこと、辞(事)典に書いてあること、すぐに信じちゃいそうですが、「本当にそう?」と思うことって大切だというお話だと感じました。

もう一度自分の眼でみて、話を聞いて、色々な本を読んで考えてみること。「もう答えは出ているから調べなくていい」、「答えに合わないからこれは例外だ」とか、そういう風に考えちゃうのって危険ではないでしょうか。先人たちが言ったこと、書かれたことに敬意を払いつつ、少し留保する。そういう姿勢で物事をみる。実際にそういう風に調べたりすると、時間はかかりますし、やっぱり言ってたこと(書いてたこと)は正しかったってオチがつくかもしれませんが、それでも「見直し」てみると新たな発見があるかと思います。

さて、明日19日(月)19:00より、菅家氏による3回目の講演があります。明日だけの参加も、もちろん可能ですので、興味のある方はぜひ「いまここカフェ」にお立ち寄りくださいね。