2009年1月17日土曜日

宮崎県日之影町大瀬







■2009年1月13日(火)宮崎県のホテルルートイン延岡駅前の810号室より。

 1月12日(月)は朝3時から6時まで大田市場の花の入荷調査をし、羽田空港へ。市場内にあるホテルコムズのバスで第2ターミナルビル(ANA)、チェックインし8時5分発機に搭乗し大分空港へ。10時着。

 九州は雪で、大分県内の高速道は通行止め。

 一般道で大分市まで、そこより高速道で佐伯市まで、あとは国道10号線で宮崎県延岡市。そこから五ヶ瀬川沿いの国道218号神話街道を日之影町・高千穂町まで。大分空港からレンタカーを借りて200km、約4時間かかった。

 14時、道の駅星雲橋で西森氏の車に同乗し、管内の花き生産農家を数軒視察しました。雪。

 19時30分に高千穂町を出て、延岡市まで戻り21時に宿にチェックインしました。

 太平洋に面した延岡市から源流の高千穂までは50kmあり、会津若松市から昭和村の距離と同じです。

■この日にたずねた宮崎県日之影町大字岩井川の大瀬地区でラナンキュラス栽培に取り組む中川和信さん(昭和29年生まれ)に聞くと、山林での労働が基本であった時代が長く、照葉樹林を伐採し木炭生産やシイタケ生産を行い、その山の斜面に杉や檜を植えた。山林は個人で50町歩(ha)、共有で65町歩ほどあるという。昭和56年に結婚し、58年頃からキク(大菊)、ホオズキなどを栽培しはじめ、それが園芸への取り組みのはじまりだった、という。平成13年頃にラナンキュラスの栽培に取り組み、9年目になる。当初5名ほどで県内の綾園芸の品種ではじめ、現在はJA高千穂地区(高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町の3町)で27名。長野県のフラワースピリットと技術提携している。

 時間をかけ急傾斜地をたくみに石積みして段をつくり耕し、家を構えている。耕して天に至る、という風景は、広くアジアに共通する土地利用のしかたです。