2010年8月28日土曜日

『会津学 第6号』初校届く


■2010年8月27日、奥会津書房より、『会津学 第6号』初校が届く。9月末の刊行予定。

2010年6月19日土曜日

6月26日、事例報告

「有機農業を基軸とした中山間地活性化-福島県会津地域の事例-」
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中山間地は農業者の高齢化、後継者不足、耕作放棄地増大など多くの課題を抱えています。
福島県会津地方において、有機農業を基軸として活性化を図っている事例から学ぶと共に、今後の方向性について検討します。

日時:2010年6月26日(土)13:00 ~ 27日(日)13:00
場所:福島県耶麻郡猪苗代町(研究会)、喜多方市(現地見学会)

【1日目、6/26 13時~20時】
場所 ヴィライナワシロ(福島県耶麻郡猪苗代町葉山7105、 電話 0242-62-4111)
研究会次第(13時~17時30分)
1.主催者あいさつ
2 基調講演1「農山村活性化のためにどのような視点が必要なのか」 守友裕一 氏(宇都宮大学)
3.基調講演2「中山間地域と有機農業」 高橋巌 氏 (日本大学)
4.実践報告1「都市と農村の交流による集落の活性化を目指して」 浅見彰宏 氏(喜多方市山都町)
5.実践報告2「学校給食における食農教育」 小林芳正 氏(喜多方市熱塩加納町)
6.実践報告3「会津学を通じた地域の再発見」 菅家博昭 氏(昭和村)
7.実践報告4「新規就農支援」 小川光(喜多方市山都町)
8.実践報告5「有機食材との出会いと料理法」 山際博美 氏(ヴィライナワシロ)
9.新規就農研修生等のリレートーク
10.総合討議-中山間地における地域活性化と有機農業-

有機食材を中心とした懇親会(18時~20時)

【2日目、6/27 8時発~13時解散】
現地見学会次第
7:00 朝食開始 
8:00 ヴィライナワシロ発
9:30-12:00 現地見学(喜多方市山都町の上堰 => チャルジョウ農場 => 熱塩加納小学校)
13:00 ヴィライナワシロまたは猪苗代駅で解散

【費用】
研究会(資料代) 1,000円、 懇親会 5,000円、 宿泊費 8,000円
現地見学会(バス代) 2,000円 

【JRでお越しの方へ】
 猪苗代駅に11:19、12:25にお越しの場合には、会場(ヴィライナワシロ)のマイクロバスがお迎えにあがります。
駅から会場まで10分です。これ以外の電車でお越しになる方は、
 0242-62-4111(ヴィライナワシロ)
へ直接連絡をお願いします。駅まで迎えに来てくれます。
【車でお越しの方へ】
磐越自動車道「猪苗代・磐梯高原インター」から10分です。

雑誌・会津学6号

■2010年6月18日(金)午後、宮下の奥会津書房で、会津学6号(今夏発刊)について遠藤編集長と打ち合わせた。「1990年刊の昭和村生活文化研究会(代表菅家博昭)の、からむしを通してみた人間との共生」の故五十嵐初喜さんのインタビュー(聞き書き)を再掲することとした。昨年(2009年4月末)に亡くなり、また1990年の報告書も忘却のなかにあるため、からむしの持つ意味を再度問うこととした。

■15時頃より降雨。奥会津書房のある杉林でアカショウビンが鳴き始めた。

2010年6月9日水曜日

6月10日午後3時、都下・お茶の水女子大

■6月10日(木)午後3~4時30分、「会津学・会津学研究会と暮らしの聞き書き」(菅家博昭)終了後受講者と懇談。東京都文京区大塚・お茶の水女子大・共通講義棟3号館・第一講義室(予定)


■縁あって、都下・お茶の水女子大学のグローバル文化学環・熊谷圭知先生の授業・地域開発論Ⅲのなかで5月20日の熊本県水俣市の地元学(じもとがく)の吉本哲朗さんに次いで、6月10日午後3時より会津学研究会の活動を中心に報告します。

 授業は6月3日に事前学習(課題文献報告と討論)が行われており(『会津学2号』菅家・記憶の森を歩く等)、終了後後日にグループ討論等がおこなわれる。





■インターローカルな関係性の構築、というテーマがあります。

 2008年11月2日、東京神田神保町の古本まつりで、オーガニックスーパー・マザーズ店頭で、花職人Aizuの湯田浩仁・手代木明美・山内庄一郎の3人と、昭和花き研究会の菅家博昭(私)は、それぞれに生産した花を店頭販売しました。→催事報告


 熊谷圭知先生はその日の午後に来場され、名刺交換をして短い時間懇談しました。2010年1月16日、17日に会津に来られ、いちばん雪が多い時期の昭和村を案内しました。


■かつて『大芦の民俗』をまとめた筑波大民俗学研究会、の当時学生のときにお会いした宮内貴久さん(民俗学・分化人類学)は、現在、お茶の水大・人間生活学科・生活文化学講座で教鞭をとられています。職人巻物研究で只見町等にも来られている。聴講されるという連絡がありました。

2010年5月24日月曜日

5月29日(土)午後、栃木県日光市

■このたび縁があり、2010年5月29日(土)13時30分~15時30分、栃木県日光市平ヶ崎160、日光市中央公民館(0288-22-6211)の日光学講座で、会津学研究会代表の菅家が講演することになりました。「地元・地域を知る大切さを学ぶ 会津学の事例から」 






■6月3日(木)午前10時35分~12時25分、福島県金山町川口字蛇沢の県立川口高校「奥会津風土体感プログラム」で、「奥会津に生きる」と題して、お話します。2008年、09年に続き3回目。 ■6月10日(木)午後3時~ 、東京都内 お茶の水女子大学 文教育学部 グローバル文化環 熊谷圭知先生の地域開発論Ⅲのなかで「会津・会津学と暮らしの聞き書き」と題して菅家が講演します。 ■6月26日(土)午後、猪苗代町ヴィラ猪苗代にて、日本有機農業学会公開フォーラムが開催され報告します。  「有機農業を基軸とした中山間地活性化—福島県会津地域の事例—」 【一日目、6/26 13時〜20時】 場所 ヴィライナワシロ(福島県猪苗代町) 1.主催者あいさつ 2 基調講演1「農山村活性化のためにどのような視点が必要なのか」 守友裕一 氏(宇都宮大学) 3.基調講演2「中山間地域と有機農業」   高橋巌 氏 (日本大学)   4.実践報告1「都市と農村の交流による集落の活性化を目指して」 浅見彰宏 氏(喜多方市山都町) 5.実践報告2「学校給食における食農教育」 小林芳正 氏(喜多方市熱塩加納町) 6.実践報告3「会津学を通じた地域の再発見」 菅家博昭 氏(昭和村) 7.実践報告4「新規就農支援」 小川光(喜多方市山都町) 8.新規就農研修生等のリレートーク 9.有機食材との出会いと料理法   山際博美 氏(ヴィライナワシロ) 10.総合討議—中山間地における地域活性化と有機農業—

2010年5月9日日曜日

5月11日(火曜)19時、竹富島報告会

■2010年5月11日(火曜日)19時より、福島県三島町宮下、宮下温泉ふるさと荘の右となりのいまここカフェ(ネット)で、竹富島報告会を開催いたします。参加下さい(無料)。
 主催は竹富島の蝶の道を守る会(代表菅家博昭)、後援が会津学研究会、奥会津書房、いまここネット。

 沖縄県八重山郡竹富島では長野県の星野リゾートによる東部地区大規模開発が計画されています。星野リゾートは会津地域のアルツ磐梯スキー場・ゴルフ場や裏磐梯猫魔スキー場・同ホテル等を、経営破綻(倒産)後に買収し経営している会社です。
 2007年8月に竹富島の東部原野・山林を6.7ヘクタール伐採・焼却(廃棄物処理法違反行為)、文化財遺構アジラ(石積み畑石垣)を破壊整地しています。その後、2008年夏に沖縄県知事宛開発許可申請を行い、県より開発予定地は希少生物3種が生息しているので調査をするように指示されています。しかし前年に開発予定地は破壊済みなので、「希少種は存在しない」と県宛て報告をして開発許認可を取得しています。
 地元竹富島の有志が竹富島憲章を生かす会(代表上間毅)を結成し、反対運動を展開しています。

 憲章を生かす会を東京で支える活動をしている同会賛助会員の上間氏によりこの問題について報告いただきます。また菅家は4月11日より13日まで竹富島現地調査をし、14日、21日に政府へ開発中止を申し入れています。その経過も説明します。

■竹富島を含む沖縄県の八重山群島と、列島本州の奥会津昭和村(かつては野尻郷・南山御蔵入領金山谷野尻組)は、古くよりカラムシ(苧麻)を栽培しそれを維持してきた地域として共通項があります。また会津の下郷町の大内宿と同じように竹富島は文化庁の重要伝統的建造物群保存地区として保護されています。地域の人々は、地域以外の人による地域開発を認めていません。それが「憲章」です。竹富島では、星野リゾートが地元観光会社を買収し星野名により開発申請行為が行われています。星野リゾートは2005年にアメリカ等のファンドであるゴールドマンサックスと協定を結び日本国内のリゾート地の買収・開発をしています。つまり資金はアメリカが出しており、日本の優秀な観光地が外資により買収されていることが行われています。

2010年2月11日木曜日

佐々木長生さん最終講義

■2010年3月で、定年退職される福島県立博物館の学芸員・佐々木長生さん。公開での講義があと3回聴講できます。佐々木さんには『会津農書』について年刊雑誌『会津学』(会津学研究会編・奥会津書房刊)に毎回寄稿いただきました。法政大出版会:ものと人間の文化史から会津農書について佐々木さん著述の書籍が刊行される予定です。

 → 福島県立博物館(会津若松市)

 福島県立博物館発行356号 佐々木長生さん長い間ご苦労様でした→ はくぶつかんニュース2月1日号

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 開催日は2月13日(土曜日)、3月4日(木曜日)、3月13日(土曜日)で入場無料、申込不要で聴講できます。時間は午後1時30分より。







 → 民俗講座(2月13日鈴木克彦さん、3月13日榎陽介さん)

 → 3月4日 木曜の広場(赤坂憲雄館長と対談)

 開催予告より→平成21年度の木曜の広場『会津農書の世界』も、3月で最終回になります。 これまで行ってきた講座を総括する形で、『会津農書』の内容と、そこにこめられてきた民俗を紹介します。
貞享元年(1684)に著述された『会津農書』当時の民俗と、現代まで継承されてきた民俗の比較照合をしながら、会津の民俗の特色を考えます。会津の地域性を例えるものに「会津の三泣き」があります。これは会津の外部の人が言った言葉とも言われています。
320年前の民俗と現代の会津の民俗「会津の三泣き」を一視点に、会津の地域性と民俗を考える場としたいと思います。


■民俗講座の2回の内容予告は、

 2月13日
 学芸員 佐々木長生と民俗を語る4 奥会津 山村の暮らしと民俗
 鈴木克彦さんと。

 佐々木長生といえば会津、会津と言えば佐々木長生と、佐々木さんと会津は切ってもきれないものです。だから他県の人たちは佐々木さんは会津生まれの会津育ちだと信じていたりします。その会津の暮らしを独特のフィールドワークで記録しているのが鈴木学芸員。その詳細な調査に佐々木学芸員も驚くことも。その二人が語り明かす会津、とくに奥会津の民俗。どんな話になるのか。きっと皆さんも初めて聞く話が‥。もちろん、会津に初めて来たころの思い出話しも楽しみです。

 3月13日
 芸員 佐々木長生と民俗を語る5 ふくしま火伏せ事情事始 榎陽介さんと。
 福島県の民俗地図に不思議なものの分布があります。それが中通北部ではオカマサマ、南会津では火伏せと呼ばれる、上棟式に棟木に結び付け作りもの。それに注目して論文に書いたのが佐々木学芸員。榎学芸員はそれに基づいて展覧会を開きました。ある意味で福島県を代表するとも言えるこの風変わりな民俗を手始めに、展開する佐々木ワールドを楽しんでいただければと。

2010年2月5日金曜日

2月22日、表彰式

■平成22年2月22日(月曜日)午前11時より、福島市大町7-11ホテル・サンルートプラザ福島2階芙蓉Ⅰにおいて、平成21年度 (財)福島県文化振興基金(理事長佐藤雄平福島県知事)の顕彰の表彰式が開催される。会津学研究会(代表・菅家博昭、事務局三島町宮下 奥会津書房)は生活文化部門で顕彰団体として表彰されることになりました。本件については福島県庁・文化スポーツ局文化振興課 024-521-7154)

 → 福島県文化振興基金

 当日は、会津学研究会より菅家博昭、菅敬浩で参加します。

2010年1月6日水曜日

1月7日(木)午後1時30分 福島県立博物館

■2010年1月7日(木曜の広場)、午後1時30分~3時、会津若松市内の福島県立博物館で、講座が開催されます。→ 第10回『会津農書』と村人 会津幕ノ内の村落風景
 
 学芸員の佐々木長生さん、赤坂憲雄館長。

2010年1月2日土曜日

2010年

■2回目となる子ども聞き書きの編集作業、コメントをつけることが年末から行われています。