2012年4月14日土曜日

考える人・山折哲雄氏連載「柳田国男、今いずこ」


■2012年4月13日に書店より求めた本に新潮社の季刊雑誌『考える人』40号(2012年春号、5月4日発行)。
 39号より山折哲雄氏が「柳田国男、今いずこ」を連載している。第2回目の今号は「『山の人生』に描かれた偉大なる人間苦」で、読みごたえのある論考である。
 『山の人生』は『遠野物語』の注釈・頭注・脚注である、、、という指摘。本居宣長の古事記の注釈に通じる。
 究明できない日本人観、司馬遼太郎の高田屋嘉兵衛の生涯を追った『菜の花の沖』を事例に引いている。