2012年1月26日木曜日

小中津川 気多神社


■森浩一編『古代日本海文化の源流と発達』(大和書房、1985年)の85-102ページ、金沢市生まれで国立石川工業高等専門学校教授の朝香年木さんが「信仰からみた日本海文化」で気多神社について講演している。
■『季刊 東北学 第19号』(柏書房、2009年)で、明治大学教授石川日出志「北陸・南東北の変動期 弥生集落の成立状況」。北陸から会津への文化移入ルートが明らかにされている。
■信濃史学会『信濃458号』(1976年10月)から460号(12月号)までの3回にわけて、同会会長の一志茂樹が「大和朝廷による古代越地方開発の新局面を捜し得て 東日本に設置された越後城存在の意義を匡す」で小中津川の気多神社を『新編会津風土記』からの引用で論述している。
 これは昭和51年(1976)7月25日に新潟県十日町市民会館で「妻有の文化を守る会」主催の講演会で故一志茂樹氏が講演した内容に加筆したものである。長野県松本市在住。


■上記一志茂樹氏の気多神社については、会津にふたつある気多神社のひとつ気多宮がある会津坂下町の古川利意氏が福島県耶麻郡の『山都町史 第1巻』(1989年)383ページで記述している。