2018年7月9日月曜日

7/8(日)例会終了

■西隆寺において会津学研究会例会は15名の参加者があり、終了しました。お疲れ様でした。




2018年6月26日火曜日

7/8(日)西方・西隆寺にて 例会。

会津学研究会のお知らせです。

日時:7月8日(日)16:00~

場所:三島町 西隆寺 (開催時間の関係から変更)

テーマ:「からむし」について 菅家博昭

会費は無料です。

問い合わせは奥会津書房まで 0241-52-3580



当研究会の代表・菅家博昭が執筆した生活工芸双書『苧(からむし)』が

6月30日、農文協より生活工芸双書として出版されます。

長年のからむし研究の集大成で、この本をテキストに開催したいと思います。

当日、会場で会津学研究会価格:3000円で頒布しますが、

事前にお読み下さる方には郵送いたしますので、奥会津書房までご連絡ください。

 また、アマゾンでもお求めできます。






2018年5月31日木曜日

6/2(土)例会案内


■会津学研究会の例会は、2018年6月2日(土)午後1時に会場会館し、設営、午後1時15分ころより開始。午後4時に終了し、午後4時30分に撤収。場所:八幡コミュニティセンター(会津坂下町)、ほんの森の隣り、立木観音の北側です。駐車場有り。
 プロジェクタで投影された資料等を見ながら話をうかがいます。松崎氏は先日まで沖縄の祖父宅に滞在され帰郷、武藤氏は春に中国再訪し調査をされてきています。



午後1時20~2時(報告30分、質疑10分)
松崎大氏(郡山市在住)「南洋開拓と福島・沖縄、父と祖父の聞き書きより」

午後2時~3時10分(報告60分、質疑10分)
武藤弘毅氏(会津若松市河東町生、三島町の企業に勤務)
「中国の穀倉を訪ねる(中国貴州省の穀倉と日本の穀倉の形から何が見えてくるか?)」

午後3時15分~
菅家博昭(昭和村)話題提供・資料紹介
「奥会津博物館の企画展・細井家300年の歴史をたどる(10月28日まで)、福島県立博物館の企画展・匠のふるさと会津 技と祈りの建築文化誌(6月24日まで)」



武藤弘毅氏撮影

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菅家博昭資料


              2018年6月2日(土)13時~ 会津学研究会例会
                    ほんの森、隣、八幡コミセン(菅家博昭)

┌─────────────────────┐         
│ 早乙女雅博・設楽博己編 放送大学教材      │         
│ 『新訂 考古学』放送大学教育振興会、      │         
│ 2018年3月刊、3200円                  │         
└─────────────────────┘         

渡辺仁『縄文式階層化社会』六一書房、 2000年、2500円
佐藤宏之編『食糧獲得社会の考古学』朝倉書店、2005年、5200円
安斎正人『人と社会の生態考古学』柏書房、2007年、5800円
山内利秋「洞穴遺跡の利用形態と機能的変遷-長野県湯倉洞穴遺跡を例として」『先史考古学論集 第4集』1995年
山内利秋「農耕開始期における洞穴/岩陰遺跡の生業活動-長野県湯倉洞穴遺跡と福島県塩喰岩陰遺跡を事例として」『先史考古学論集 第9集』2000年
安斎正人『縄紋時代 上』敬文舎、2017年、9500円
ケネスMエイムス、ハーバートDGマシュナー、設楽博己訳『複雑採集狩猟民とはなにか-アメリカ北西海岸の先史考古学』雄山閣、原著1999年、2016年、12000円

工藤雄一郎『旧石器・縄文時代の環境文化史』新泉社、2012年、9000円
『国立歴史民俗博物館研究報告 第196集 歴史・考古資料研究における高精度年代論』2015年、1500円
国立歴史民俗博物館『企画展示 URUSHIふしぎ物語 -人と漆器の12000年史』2017年、2315円

山田昌久編「特集 原始・古代の植物繊維資源化技術-遺物誌・実験誌・民俗誌から探る」『月刊 考古学ジャーナル』683号、2016年5月、1850円
宇野隆夫編『モノと技術の古代史 木器編』吉川弘文館、2018年、6000円
名久井文明『伝承された縄紋技術 木の実・樹皮・木製品』吉川弘文館2012年、5500円
岡村吉右衛門『日本原始織物の研究』文化出版局、1977年、7800円(古書千円)
尾関清子『縄文の布』雄山閣、2012年、12000円
山中雄志「会津郡衙周辺の奈良・平安期遺跡と手工業生産の様相」『第44回古代城柵官衙遺跡検討会資料集』2018年

広瀬和雄編『弥生時代はどう変わるか』学生社、2007年、2600円
藤尾慎一郎編『弥生時代って、どんな時代だったのか?』朝倉書店、2017年、3400円
藤尾慎一郎『新弥生時代 500年早かった水田稲作』吉川弘文館、2011年、1800円
小畑弘己『タネをまく縄文人』吉川弘文館、2016年、1700円
設楽博己編「特集弥生文化のはじまり」『季刊考古学138号』雄山閣、2017年、2400円
設楽博己『弥生文化形成論』塙書房、2017年、18000円

小林謙一ほか『考古学の地平Ⅰ-縄文社会を集落から読み解く』六一書房2016年3000円

『宮西遺跡Ⅱ』愛知県田原市教育委員会、2015年
『大芦 中坪A遺跡』福島県昭和村教育委員会、2018年
谷口康浩「勧請集落の分節構造と異系統家屋」『歴博報告208集』2018年1900円
『国立歴史民俗博物館研究報告第208集 先史時代における社会複雑化・地域多様化の研究』2018年、1900円
『農耕開始期の石器組成3 北海道・東北・関東』1997年、国立歴史民俗博物館

『縄文土器の年代Ⅱ-縄文中期の世界に迫る』まほろん2015年
『火焔型土器のデザインと機能』國學院大學博物館、2016年
阿部芳郎編『縄文の資源利用と社会』雄山閣、2014年、2600円
岡本東三『縄紋時代早期 押型紋土器の広域編年研究』雄山閣、2017年、14000円

森貴教『石器の生産・消費からみた弥生社会』九州大学出版会、2018年、6000円
原田幹『東アジアにおける石製農具の使用痕研究』六一書房、2017年、12000円
高瀬克範「北海道キウス4遺跡出土石錐の使用痕分析」『国立歴史民俗博物館研究報告第208集 先史時代における社会複雑化・地域多様化の研究』2018年、1900円
上條信彦『縄文時代における脱穀・粉砕技術の研究』六一書房、2015年、17000円

山本直人『縄文時代の植物採集活動-野生根茎類食糧化の民俗考古学的研究 増訂版』渓水社、2008年(初版2002年)6500円

水沢教子『縄文社会における土器の移動と交流』雄山閣、2014年、14000円

春成秀爾『縄文社会論究』塙書房、2002年、12000円
阿部芳郎編『人類史と時間情報-「過去」の形成過程と先史考古学』雄山閣、2012年、10000円

『山に行かされた日々 新潟県朝日村奥三面の生活誌』1984年、民族文化映像研究所

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★ 6月25日頃、農文協より 生活工芸双書 4回目配本 『からむし(苧)』3000円、菅家博昭著。140頁。

2018年5月9日水曜日

2018年6月2日(土)午後、例会開催(場所交渉中)

■2018年6月2日(土)午後1時~4時、会津坂下塔寺のほんの森、近くの八幡コミセンを会場で、会津学研究会例会を開催します。事務局の奥会津書房の遠藤由美子さんが会場予約等と、確定次第、メールにて連絡されます(10日)。

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6月2日 定例会

1.報告1 松崎大氏「南洋開拓と福島・沖縄、父と祖父の聞き書きより」30分(都合により変更になる場合もあります)



2.報告2 武藤弘毅氏「中国旅行記」(タイトルは変わる可能性があります)60分

  ちょうど1年前の報告に続いて、3月に中国を訪問。

  水板倉など詳しい調査をされて帰国した。

(1) 水板倉について(秋田大仙市の板倉とトンミャオ族の水板倉を中心に)


(2) 中国貴州省の道具と日本の道具について(山仕事の道具、大工道具を中心に)


3.文献紹介 菅家博昭

 羽生淳子「縄文時代の集落研究と狩猟・採集民研究との接点」『物質文化53』(1990年)

 出土物、土器等の編年(時代特定)から、生業研究・機能の研究に転換した時代のもの。
 筆者は環境考古学・生態人類学。アメリカから帰国し、現在 京都の地球研で「小規模経済プロジェクト」代表。


  羽生氏の最近の文献ではPDFを読んで下さい。 → 「更新世・完新世の資源環境と人類」特集号 歴史生態学から見た長期的な文化変化と人為的生態システム:縄文時代前・中期の事例から(2015)

2018年3月4日日曜日

3/4 台湾の加藤清之助『苧麻(からむし)』

■台湾訪問記録 一
「加藤清之助」   

 二〇一八年二月六日、台湾標準時間二三時五〇分、台湾東部の花連県近海を震源として大きな地震が発生した。日本国内のテレビ報道でも、地震は速報され、七階建てのホテル等が倒壊し、閉じ込められた人々の救出等が報道された。
 からむし(苧麻)文化の調査等でたいへんお世話になっている馬芬妹(まふんまい、FB馬藍)さんが生まれ、現在暮らしているのがこの花連市である。馬さんは無事であったが、停電等が続いたようだ。

 花連市で馬芬妹さんは父・馬慶龍さん(一九二一年生~二〇〇九年卒)の蔵書から、加藤清之助という人が書いた『苧麻』という本を見つける。その本には「民国三六年五月十五日 於花連市 馬慶龍」と署名がある。蔵書の角印が押されているほか「150元」と書かれている。
 このことから一九四七(昭和二二)年五月十五日に百五十元で『苧麻』という本を購入したことが確認できる(註1)。

 さてこの『苧麻』は台北の台湾総督府内の南洋協会台湾支部から一九二二(大正十一年)に刊行された。販売価格は二円であった。日本語で表記された本である。
 『苧麻』が台北で発刊されてから二十五年目に、花連市の馬慶龍さんが購入され入手した。この間、第二次世界大戦があった。
 馬慶龍さんは東京農業大学農芸化学科を卒業しており、一九四五(昭和二〇)年八月に日本の敗戦が決まり、半年後の一九四六(昭和二一)年二月に台湾に帰国した。その後、約二年、花連農高の教師をされている(註2)。ちょうどそのころに『苧麻』を入手されていることになる。農業高校勤務での個人の資料として購入されたものであろうか?

 馬芬妹さんは、日本留学後、南投県草屯鎮の国立台湾工芸研究所で台湾藍の復活のための調査・研究、生活工芸の振興のための取組をされていた。そのなかで、一九九六年六月に、日本の生活工芸運動の福島県大沼郡三島町を訪問、そして昭和村も訪問し当時の昭和村農協工芸課のからむし会館等を訪問されている(註3)。

 工芸課には三島町西方の遠藤由美子さん(現・奥会津書房主宰)が勤務されており、馬芬妹さんと意気投合した。遠藤さんはからむしを担当しており、馬芬妹さんは台湾で出版された『苧麻』のことを伝え、台湾に帰国後、その複写を遠藤さん宛に送付していた。
 遠藤さんらが編集した『カラムシ史料集その一』が一九九九年三月に昭和村教育委員会から少部数出版される。ここに、『苧麻』のいくつかの引用部分が掲載された。また今井俊博のタイヤル族の織物も少し引用紹介された。
  一九九九年九月二一日、台湾中部の大地震が発生し、国立台湾工芸研究所等も罹災した。その時の話も象鼻村への往復の自動車のなかで聞いた。藍の畑、沈殿藍のための装置等が罹災した(註4)。

 二〇〇〇年夏、馬芬妹さんは二度目の研修で、来日し、日本国内の各地の手仕事(生活工芸)の産地に滞在しながら、直接に体験を通して技法等を学んでいた(註5)。昭和村では小中津川の織姫体験生OGの大久保裕美さん(後のからむし工芸博物館学芸員)が借りていた民家に泊まり込みでからむし引きをされていた。

 七月二七日の午前九時から正午まで昭和村役場でからむし工芸博物館の展示計画等のプロジェクト会議があり、大久保さん、遠藤さんも委員であり、馬芬妹さんという台湾の研究者が来村中であることを知らされる。この日に訪問しても良かったのだが、午後二時より村内で花き講演会、七時半より大岐センター(集会所)で昭和花き研究会の定例会が予定されていたので、翌二八日の夜に、小中津川を訪問することとした。

 二〇〇〇年七月二八日の午後七時過ぎ、小中津川の野尻川近くにあった民家(大久保宅)で、台湾から来られた馬芬妹さんとお会いし、一時間ほど日本語でお話しをした。台湾でもからむしは栽培されており糸にして織物にしていることを聞いた。大久保さん・遠藤さんが同席された。

 私が実際に『苧麻』という本を手にしたのは、二〇〇六年四月二四日に北海道札幌市北区の弘南堂書店より八八四〇円(送料・税込)で購入した『苧麻』が届いた。インターネット等の検索によりようやく発見した本であった。その後、二冊目は神奈川県横浜市のたちばな書房から二〇〇七年二月五日に五六〇〇円で購入した。こちらは日本の古本屋というポータルサイトで検索して見つけたものである。

 この間、いくつかの図書館の蔵書でも存在すること等、確認しているが、現在、日本での研究者等の本(引用文献)を見ても、ほとんど、この著作は掲載されていない。また原著そのものは、国立国会図書館デジタルコレクションで自宅のインターネットに接続したパーソナルコンピュータ等端末で、全文を読むことができる。

 さて、からむし栽培等の基本文献を集めているなかで、加藤清之助『苧麻』についても、著者の来歴等含め本格的に調査をはじめた。そのなかで、台北市内の大学図書館等で、戦前の日本の研究者、たとえば田代安定の資料が公開されたりしており、二〇一六年秋に台北市を訪問することを計画した(註6)。
 二〇〇〇年七月にお会いした馬芬妹さんに一六年ぶりに連絡を取ることとして、遠藤由美子さんに連絡先(電子メール)を教えていただいた。『苧麻』の執筆者である加藤清之助について調査協力を依頼した。

 二〇一六年年十一月六日、八日。台湾在住の馬芬妹さんの調査・教示により、詳しい情報がわかってきた。 
 台湾史研究所の台湾総督府農業試験所職員録で、本籍地が山形県であることがはじめて明らかになった。
 一九一八(大正七)~一九一九(大正八)年は農事試験場種芸部の技師
 一九二〇(大正九)年は農事試験場嘉義支場の技師。
 一九二二(大正十一年)に『苧麻』発刊
 一九二三(大正十二年)に『サイザル及び龍舌草』(南洋叢書二四)発刊
 一九四四(昭和一九)年は新竹州 州會議員。 

 『苧麻』例言で謝意を述べている二名について、この職員録ウェブで写真閲覧してみると(ウェブ検索では東郷實はヒットしない)。
  
 東郷實、田中秀雄は、台湾の台湾総督府、農事試験場の職員。
 東郷實は鹿児島県出身の農事試験場技師を経て、台湾総督府の調査課長(大正十一年)。後に政治家。東郷実。
 田中秀雄(註7)は同僚で、熊本出身。農事試験場技手。種芸部。
 
 加藤清之助は台湾の農事試験場に勤務し、『苧麻』の著作を書き上げたことを想像できる。職員録でウェブ検索では大正七年から九年までの職員(技手)であり、山形県が本籍地であることがわかった。ただウェブ検索ではヒットしない例(東郷實)もあることから、ウェブの職員録の写真閲覧を行い、精査する必要がある。
 加藤清之助は、製糖会社に勤務し、台湾から出て、昭和九年には沖縄県南大東島、そして台湾に戻り、大日本製糖の工場勤務、苗栗工場長を経て、この工場がある新竹州の州會議員(昭和一九年)、、、というところまでわかった(註8)。
 『苧麻』を読み返してみると、台湾との日本内地の比較事例は「山形県」が多く、山形県生まれで、ある程度、そこでの苧麻との関連があったことが推察される。米沢苧(そ)、最上苧(もがみそ)の青苧(からむし)産地を持つ山形県。会津はその南隣りの産地である。
 近世は青苧(あおそ、からむし)と表記することが多いが、明治期は中国大陸からの輸入が増え、中国の読みの「苧麻(ちょま)」という表現が使われたようである。
 苧麻の本場の中国大陸を知る植物学者・農学者は、日本国内、特に南西諸島(沖縄等)や台湾統治後は台湾へも「苧麻」作付け・産業化を田代安定などが推進している(註9)。
 戦前、日本産からむし(苧麻)品種は、宮崎県の農業試験場に集められ試験研究が進められた(註10)。

2017年10月29日日曜日

10月29日(日)午後1時30分より 遠藤由美子講演(会津史学会)

■2017年10月29日(日)午後1時30分より、会津若松市内の福島県立博物館講堂で、会津史学会主催の歴史文化講演会が開催され、奥会津書房の遠藤由美子さんが講演されます。入場無料、予約不要、どなたでも聴講できます。
 「平成の風土記 ~奥会津書房のたちあげとその後~」

2017年10月15日日曜日

10月28日(土)例会開催  ※終了しました

各位

会津学研究会を下記のとおり開催いたします。
是非ご参加ください。

会津学研究会のお知らせ

10月28日(土)13:30~16:00
場所:会津坂下町 八幡コミュニティセンター(旧八幡小学校・ふくしま本の森向かい)
内容:第1部 沼沢暮らし(予定) 阪下昭二郎さん
    第2部 タデアイ栽培と泥藍 菅家 洋子さん

降雪前の最後の勉強会になるかと思います。
是非ご参加ください。

(事務局 奥会津書房 遠藤由美子さん)


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■10月28日(土)午後1時30分より4時、会津学研究会例会(10名)。阪下昭二郎さん(沼沢)、菅家洋子さんに報告をお願いした。また100号となった『奥会津だより』の2頁めの取材を継続している菅敬浩さんにもお話しをお願いした。八幡コミセンを退出し、午後5時まで、ほんの森にて懇談し、解散。
  → すがさん
 








2017年4月29日土曜日

次回例会予定(案) 6月4日です。内容調整中

                                  会津学研究会

          次回例会(春季最終) 2017年6月4日(日)13時30分

場所:会津坂下町塔寺 ふくしま本の森、前、やはたコミュニティセンター(終了)

内容1:武藤弘毅氏「訪問した国外の建築様式と日本」
        40分

内容2:須田雅子さん「苧麻をめぐる物語 奥会津昭和村と宮古・八重山の暮らしと文化」        40分    (ちょま・からむし) 須田さんは昭和村大芦在住(埼玉県出身)



どなたでもご参加ください。お待ちいたしております。
会津学研究会 問合せ:0241-52-3580 三島町宮下 奥会津書房(遠藤由美子)
https://www.facebook.com/yumiko.endo.372

会津学研究会  http://aizugaku.blogspot.jp/       菅家博昭090-2272-2780
                                         kaken@cocoa.ocn.ne.jp
『会津学』の発刊と研究会発足
『東北学』に代表される地域に学ぶ作業を提唱している赤坂憲雄さんが2003年4月に会津若松市の福島県立博物館長に着任されました。奥会津書房では、2004年4月に昭和村で懇談会を開き、その後、地域の人々が20名集まり、同年10月に三島町ふるさと荘で会津学研究会は発足しました。10年間の活動を予定しています。 地域の人びとから聞き書きによる方法で教えていただいたことを語り手の許しを得て編集・出版しています。2005年8月に『会津学』創刊号を出版。以後、毎年夏のお盆(8月15日)に年1冊刊行を目標として地域の人々の暮らしに学ぶ地域誌です。その最新号は2010年11月に6号を発刊しましたが、第7号の編集は2011年3月11日の震災で中断しました。ようやく2015年3月15日に最終巻として第7号を発刊しました。聞き書きを方法として会津地方の人びとの暮らしや生き方を学んでいます。
 このウェブページの編集は菅家博昭が担当しています(2007年5月1日設置、5月7日改訂)。
--------------終了した例会-------------------
4月の会津学研究会は4月16日(日)13:30からです!       20名
場所:会津坂下町 八幡コミュニティセンター(ふくしま本の森向かい)
時間:13:30~15:30
内容:第1部「台湾苧麻の視察報告」菅家博昭・菅家洋子氏
  :第2部「懐かしさの源流を求めて~中国/貴州」武藤弘毅氏

<馬 芬妹(ま ふんまい)さん来日報告会のご案内>               本日
 日時:4月30日(日)13:30から
 場所:会津坂下町八幡コミュニティセンター
馬さんは、菅家夫妻の台湾での苧麻研修をサポートしてくださった藍染研究家で、国立台湾手工芸研究所の専任教授を経て、現在は台湾国内に藍染の技術を定着させる活動を行っている。4月末から日本各地で研修される合間を縫って講義の時間をとってくださった。



夏季は農繁期のため、例会は秋から再開予定です(11月ころ)。

2017年4月19日水曜日

4月30日の例会、台湾の藍染研究会 馬芬妹さん。

会津学研究会・臨時例会のお知らせです。
<台湾の藍染研究家・作家の馬芬妹(まふんまい)さん来日講演>
日時: 4月30日(日)13:30~15:30
場所:会津坂下町 八幡コミュニティセンター
テーマ:第1部「台湾の藍染」馬 芬妹
第2部「台湾に学ぶ苧麻(からむし)の生活文化」馬 芬妹・菅家博昭(会津学研究会代表)・菅家洋子 
※予約不要・参加費無料です。
 馬さんは、会津学研究会代表の菅家夫妻の台湾での苧麻(からむし)研修をサポートしてくださった藍染研究家で、国立台湾手工芸研究所の専任教授を経て、現在は台湾国内に藍染の技術を定着させる活動を行っておられます。4月末から日本各地で研修される合間を縫って講義の時間をとってくださいました。台湾の藍染めのみならず、台湾各地で技術を継承させる取り組みの現状などをお聞きします。
 第2部では、前回の苧麻(からむし)研修報告をさらに深めるトークが予定されています。是非お出かけください。
 問い合わせは奥会津書房(0241‐52‐3580)まで。

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 → 遠藤由美子さんのFB

 
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 福島県河沼郡会津坂下町大字塔寺字北原787番地→ 会場の やはたコミュニティセンター。同所は事務員が不在のため電話連絡はつきません。立木観音の隣りです。
  



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■植物繊維からむしは英語ではラミーと訳されることが多い。また文献では青苧(あおそ)、あるいは青麻(あおそ)とも表記される。中国表記の苧麻(ちょま)は、日本では明治時代になって繊維が輸入されるようになってから表記されはじめ、ヲ(wo を)という植物繊維を総称する呼称に日本等では「苧(を、からむし)」の字を当てたことから、文献上は「苧(を)」という文字がかなり頻出するが、それにはからむしだけではなくアサも含まれ、他の植物繊維も含まれる。そのため植物種を文献から同定する場合には細心の注意が必要。麻苧(あさを)という言葉も多く出てくる。これは植物繊維の原料束の商品となったものを意味し、素材を特定する場合には用心する。からむしの場合もあり、しかし多くはアサに比定されている。「苧」という漢字を使わずに「を」という表記が正しいと考える。を・うみ(を・績み)は、植物繊維束から繊維を裂き、細くつなぐ行為を言う。徳島県木頭の太布(カジ・コウゾの樹皮原料)でも「を・うみ」と言い、アサでもからむしでも同じように「を・うみ」という。これを「苧績み」と表記すると、後代に「苧」はからむしの意味で、からむしを績む行為と誤った理解となる。

 「を(コウゾ)績み」「を(アサ)績み」「を(からむし)績み」と表記すべき。

 同じことに5月下旬に行われる「からむし・焼き」がある。成長したからむしを焼いて芽を揃える行為と施肥、防虫等の意味があるが、「はたやき(畑焼き)」などと焼畑優先思想からの表現が最近は多く多くみられる。誤った用法・表記となっている。これは「からむしやき」とよんでいた。

 また夏に行われる「を(アサ)ひき」は、アサの行為で、からむしの場合は「からむしひき」と表現してきた。それが「苧引き」と漢字表現されるなかで、「苧」を「を」と呼び「をひき」と誤った表現としている。この場合は「苧(からむし)引き」と表記しなければならない。古老はすべて「からむしひき」と呼んでいた。

 一方、「をひき」「からむしひき」で使用される「を・ひき・ばん」は、近世の金山谷野尻組(現昭和村)では、「を(アサ)」をひく舟状の木製盤を、近世後期に導入された新しい植物からむしをその道具で共用使用したことから、「を(からむし)引き盤」と呼称する。この場合のみ、からむしひき盤と呼称されることは無い。
 しかし、現代に残る「をひき盤」を見ると、差異があり、古老に話しを聞くと、「をひき盤」でもアサ専用に挽いた盤は細長く、長いアサ繊維を挽くのに特化した形状になっているものもある。からむしをひく「をひき盤」は定尺(オヤソ・カゲソ・コドモソ(わたくしそ))なので短い寸法になっている、という。

 台湾島での苧麻(からむし)の呼び名は「ツーマ」である。沖縄の苧麻の一般呼称の「ブー」は「ウー(をー)」につながるもの。
 しかし、台湾島の先住民族(台湾では原住民族と表記)の場合はそれぞれに呼称が異なる。
 2017年3月の訪問調査では、タイヤル族は「ガリー」、ブヌン(布農)族は「リブ」と呼ぶ、という。

 日本国内では、2017年4月の現地調査で徳島県那賀町木頭地区では、からむしを「ヒュウジ」と呼び、2017年1月の宮崎県高千穂町の調査では、からむしを「かっぽんたん」「ぽんぽんくさ」と呼んでる。ただし宮崎県の蒐集した民俗資料には「ラミー鎌」というカマがあり、明治以降にラミー(からむし)が栽培された形跡がみられる。戦前の日本政府の苧麻研究の試験場が宮崎県内と台湾島にあった名残と思われた。

 日本列島内(琉球諸島を含む)での、からむし呼称については、本当に詳細に行われていないので、土地の言葉をあらためて聞き、作業工程、道具類についても土地の呼び名での採録が必要になっている。それが文化伝播によるものか、後に参考となることが予見される。

 
 2017年3月14日菅家博昭撮影。台湾島のタイヤル族の栽培しているからむし(ガリー)。葉裏は白い。赤芯種。桃園市復興区。碧織屋(王碧珠さん)工房の畑。 
 からむしの解説は、台湾、桃園市の遊玩生活文化創意有限公司の孫業琪Daki Ratukさんによる。
 

茎からの分枝のわきめ(液胞)が品種分類には重要。


 からむしの根。植えつけ用。


 



2017年4月18日火曜日

4/30の内容の変更 対談も行うことになりました

4月30日(日)午後1時30分、会津坂下町塔寺 立木観音北隣接のやはたコミセンにて会津学研究会例会(ふくしま本の森隣接)。
 馬芬妹(ま・ふんまい)さんによる台湾藍の取り組み(仮題)、菅家博昭・洋子との対談(台湾のからむし(苧麻)に学ぶこと(仮題))。公開講座・無料でどなたでも参加できます。事前申込不要ですが、主催事務局は奥会津書房0241-52-3580 遠藤由美子さん。

 
  → 今後、内容の詳細は遠藤由美子さんのFBで