2007年8月31日金曜日

トンビダケ


■2007年8月30日、近接する集落の親戚がひとかけらのキノコ(茸)を置いていきました。「トンビダケ」です。暑い8月は終わり、この数日は雨の日が続いている。もう9月になる。

■8月31日の夜、スーパーのレジ袋に入れたままになっている「トンビダケ」を母が発見した。昨日もらったことを忘れていたのだ。急いで袋から出して、水道の水で洗い始めた。

「おーい、とうちゃん。トンビダケは水から煮るのか?湯に入れるのか?」と聞いていた。

「それは、水から煮る」と父は応えた。

大鍋に水を入れ、トンビダケを入れ、そしてガス台に火を付け煮ていく。

父は付け加えた。
「トンビダケは油炒めで喰うのがうまい」

明日から9月。キノコの季節になる。木の実や実りの季節だ。雪も近くなる。

2007年8月22日水曜日

生きる姿と、まなざし



■2007年8月16日、福島県の奥会津地方、、、、三島町の宮下にある奥会津書房に、出版されたばかりの雑誌『会津学3号』の執筆陣である人々があつまり、懇談をしました。
 代表の菅家(私)が御礼をのべ、特に出版で印刷社には特段の尽力をいただいたことをお話ししました。毎年1冊、夏に、8月に出版する、、、、10年間は、、、続けたいという願いは、ようやく3号までたどり着いた。あたらな発見と、課題が生まれていることは、参加者は皆共有している。

 特に出版に寄せられた私信を、遠藤由美子編集長が数件、朗読された。
 
 そのひとつに以下のようなことが記されていた。

 首都圏のT氏から寄せられた3枚の手紙の最終は、次のように結ばれていました。

■会津学の出版は、

私に生きる欲を喚起させます。
 
宝は金銀ではない

人間の生きる姿、

それに対する まなざしの中にあると思います。

会津は宝の山です

2007年8月11日土曜日

雑誌『会津学3号』発行なる


■2007年8月10日(金)15時ころ、奥会津書房の遠藤由美子編集長から電話がかかってきた。3号の印刷が予定より早くあがり、今日到着しました、とのこと。16時に三島町宮下の編集部をたずねたところ、著者などへの献本の発送・梱包作業が行われていました。さっそく私も新刊本を手にしました。

■遠藤さんによると、ゆかりの人には直接手渡ししてきたそうで、数名の古老は本を見て、その誌面、写真に涙を流していた、、、、と、胸をつまらせて語ってくれた。編集は徹夜の連続で、なんとか出稿したが、一部に誤字などがあると思いますが、大切にして多くの人に手にとってもらいたい本です。

■松山誠さんにも十日市をルポ・取材して書いてもらいました。首都圏の人は、彼のところに本はありますから、来週13日から彼を通じてお求め下さい。書店にも近々陳列されると思います。