2011年10月25日火曜日

野生植物の繊維採取

■過日、とあるシンポジウムにて池田亨氏より、イラクサ科(カラムシを含む)の植物伝承について、2007年に廃刊となった『染色α』の2冊からの記事の紹介があった。1996年(平成8年)の9月号(186号)と10月号(187号)の脇田雅彦氏・節子氏による執筆の記事である。

美濃国・藤橋村(元・徳山村)の靱皮繊維 野生の麻「ミヤマイラクサ」の伝承、野生カラムシ(苧麻)の伝承


■日本の古本屋、という古本検索サイトで10日間ほど類書を検索し、ひとつの古書店に187号の在庫があることがわかり発注したところ、ウェブにはまだ掲載していないが新しく同雑誌が入荷したというので186号についても調査を依頼した。








■また『民具マンスリー』370号(1999年1月刊)に『ウスタビガのマユの伝承 岐阜県を中心に』が掲載されているので、バックナンバーも263冊、名古屋市の古書店から購入して370号を入手した。『会津学4号』(2008)の177ページに紹介したヤマビコのことである。