2018年5月31日木曜日

6/2(土)例会案内


■会津学研究会の例会は、2018年6月2日(土)午後1時に会場会館し、設営、午後1時15分ころより開始。午後4時に終了し、午後4時30分に撤収。場所:八幡コミュニティセンター(会津坂下町)、ほんの森の隣り、立木観音の北側です。駐車場有り。
 プロジェクタで投影された資料等を見ながら話をうかがいます。松崎氏は先日まで沖縄の祖父宅に滞在され帰郷、武藤氏は春に中国再訪し調査をされてきています。



午後1時20~2時(報告30分、質疑10分)
松崎大氏(郡山市在住)「南洋開拓と福島・沖縄、父と祖父の聞き書きより」

午後2時~3時10分(報告60分、質疑10分)
武藤弘毅氏(会津若松市河東町生、三島町の企業に勤務)
「中国の穀倉を訪ねる(中国貴州省の穀倉と日本の穀倉の形から何が見えてくるか?)」

午後3時15分~
菅家博昭(昭和村)話題提供・資料紹介
「奥会津博物館の企画展・細井家300年の歴史をたどる(10月28日まで)、福島県立博物館の企画展・匠のふるさと会津 技と祈りの建築文化誌(6月24日まで)」



武藤弘毅氏撮影

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菅家博昭資料


              2018年6月2日(土)13時~ 会津学研究会例会
                    ほんの森、隣、八幡コミセン(菅家博昭)

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│ 早乙女雅博・設楽博己編 放送大学教材      │         
│ 『新訂 考古学』放送大学教育振興会、      │         
│ 2018年3月刊、3200円                  │         
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渡辺仁『縄文式階層化社会』六一書房、 2000年、2500円
佐藤宏之編『食糧獲得社会の考古学』朝倉書店、2005年、5200円
安斎正人『人と社会の生態考古学』柏書房、2007年、5800円
山内利秋「洞穴遺跡の利用形態と機能的変遷-長野県湯倉洞穴遺跡を例として」『先史考古学論集 第4集』1995年
山内利秋「農耕開始期における洞穴/岩陰遺跡の生業活動-長野県湯倉洞穴遺跡と福島県塩喰岩陰遺跡を事例として」『先史考古学論集 第9集』2000年
安斎正人『縄紋時代 上』敬文舎、2017年、9500円
ケネスMエイムス、ハーバートDGマシュナー、設楽博己訳『複雑採集狩猟民とはなにか-アメリカ北西海岸の先史考古学』雄山閣、原著1999年、2016年、12000円

工藤雄一郎『旧石器・縄文時代の環境文化史』新泉社、2012年、9000円
『国立歴史民俗博物館研究報告 第196集 歴史・考古資料研究における高精度年代論』2015年、1500円
国立歴史民俗博物館『企画展示 URUSHIふしぎ物語 -人と漆器の12000年史』2017年、2315円

山田昌久編「特集 原始・古代の植物繊維資源化技術-遺物誌・実験誌・民俗誌から探る」『月刊 考古学ジャーナル』683号、2016年5月、1850円
宇野隆夫編『モノと技術の古代史 木器編』吉川弘文館、2018年、6000円
名久井文明『伝承された縄紋技術 木の実・樹皮・木製品』吉川弘文館2012年、5500円
岡村吉右衛門『日本原始織物の研究』文化出版局、1977年、7800円(古書千円)
尾関清子『縄文の布』雄山閣、2012年、12000円
山中雄志「会津郡衙周辺の奈良・平安期遺跡と手工業生産の様相」『第44回古代城柵官衙遺跡検討会資料集』2018年

広瀬和雄編『弥生時代はどう変わるか』学生社、2007年、2600円
藤尾慎一郎編『弥生時代って、どんな時代だったのか?』朝倉書店、2017年、3400円
藤尾慎一郎『新弥生時代 500年早かった水田稲作』吉川弘文館、2011年、1800円
小畑弘己『タネをまく縄文人』吉川弘文館、2016年、1700円
設楽博己編「特集弥生文化のはじまり」『季刊考古学138号』雄山閣、2017年、2400円
設楽博己『弥生文化形成論』塙書房、2017年、18000円

小林謙一ほか『考古学の地平Ⅰ-縄文社会を集落から読み解く』六一書房2016年3000円

『宮西遺跡Ⅱ』愛知県田原市教育委員会、2015年
『大芦 中坪A遺跡』福島県昭和村教育委員会、2018年
谷口康浩「勧請集落の分節構造と異系統家屋」『歴博報告208集』2018年1900円
『国立歴史民俗博物館研究報告第208集 先史時代における社会複雑化・地域多様化の研究』2018年、1900円
『農耕開始期の石器組成3 北海道・東北・関東』1997年、国立歴史民俗博物館

『縄文土器の年代Ⅱ-縄文中期の世界に迫る』まほろん2015年
『火焔型土器のデザインと機能』國學院大學博物館、2016年
阿部芳郎編『縄文の資源利用と社会』雄山閣、2014年、2600円
岡本東三『縄紋時代早期 押型紋土器の広域編年研究』雄山閣、2017年、14000円

森貴教『石器の生産・消費からみた弥生社会』九州大学出版会、2018年、6000円
原田幹『東アジアにおける石製農具の使用痕研究』六一書房、2017年、12000円
高瀬克範「北海道キウス4遺跡出土石錐の使用痕分析」『国立歴史民俗博物館研究報告第208集 先史時代における社会複雑化・地域多様化の研究』2018年、1900円
上條信彦『縄文時代における脱穀・粉砕技術の研究』六一書房、2015年、17000円

山本直人『縄文時代の植物採集活動-野生根茎類食糧化の民俗考古学的研究 増訂版』渓水社、2008年(初版2002年)6500円

水沢教子『縄文社会における土器の移動と交流』雄山閣、2014年、14000円

春成秀爾『縄文社会論究』塙書房、2002年、12000円
阿部芳郎編『人類史と時間情報-「過去」の形成過程と先史考古学』雄山閣、2012年、10000円

『山に行かされた日々 新潟県朝日村奥三面の生活誌』1984年、民族文化映像研究所

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★ 6月25日頃、農文協より 生活工芸双書 4回目配本 『からむし(苧)』3000円、菅家博昭著。140頁。

2018年5月9日水曜日

2018年6月2日(土)午後、例会開催(場所交渉中)

■2018年6月2日(土)午後1時~4時、会津坂下塔寺のほんの森、近くの八幡コミセンを会場で、会津学研究会例会を開催します。事務局の奥会津書房の遠藤由美子さんが会場予約等と、確定次第、メールにて連絡されます(10日)。

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6月2日 定例会

1.報告1 松崎大氏「南洋開拓と福島・沖縄、父と祖父の聞き書きより」30分(都合により変更になる場合もあります)



2.報告2 武藤弘毅氏「中国旅行記」(タイトルは変わる可能性があります)60分

  ちょうど1年前の報告に続いて、3月に中国を訪問。

  水板倉など詳しい調査をされて帰国した。

(1) 水板倉について(秋田大仙市の板倉とトンミャオ族の水板倉を中心に)


(2) 中国貴州省の道具と日本の道具について(山仕事の道具、大工道具を中心に)


3.文献紹介 菅家博昭

 羽生淳子「縄文時代の集落研究と狩猟・採集民研究との接点」『物質文化53』(1990年)

 出土物、土器等の編年(時代特定)から、生業研究・機能の研究に転換した時代のもの。
 筆者は環境考古学・生態人類学。アメリカから帰国し、現在 京都の地球研で「小規模経済プロジェクト」代表。


  羽生氏の最近の文献ではPDFを読んで下さい。 → 「更新世・完新世の資源環境と人類」特集号 歴史生態学から見た長期的な文化変化と人為的生態システム:縄文時代前・中期の事例から(2015)