2010年5月9日日曜日

5月11日(火曜)19時、竹富島報告会

■2010年5月11日(火曜日)19時より、福島県三島町宮下、宮下温泉ふるさと荘の右となりのいまここカフェ(ネット)で、竹富島報告会を開催いたします。参加下さい(無料)。
 主催は竹富島の蝶の道を守る会(代表菅家博昭)、後援が会津学研究会、奥会津書房、いまここネット。

 沖縄県八重山郡竹富島では長野県の星野リゾートによる東部地区大規模開発が計画されています。星野リゾートは会津地域のアルツ磐梯スキー場・ゴルフ場や裏磐梯猫魔スキー場・同ホテル等を、経営破綻(倒産)後に買収し経営している会社です。
 2007年8月に竹富島の東部原野・山林を6.7ヘクタール伐採・焼却(廃棄物処理法違反行為)、文化財遺構アジラ(石積み畑石垣)を破壊整地しています。その後、2008年夏に沖縄県知事宛開発許可申請を行い、県より開発予定地は希少生物3種が生息しているので調査をするように指示されています。しかし前年に開発予定地は破壊済みなので、「希少種は存在しない」と県宛て報告をして開発許認可を取得しています。
 地元竹富島の有志が竹富島憲章を生かす会(代表上間毅)を結成し、反対運動を展開しています。

 憲章を生かす会を東京で支える活動をしている同会賛助会員の上間氏によりこの問題について報告いただきます。また菅家は4月11日より13日まで竹富島現地調査をし、14日、21日に政府へ開発中止を申し入れています。その経過も説明します。

■竹富島を含む沖縄県の八重山群島と、列島本州の奥会津昭和村(かつては野尻郷・南山御蔵入領金山谷野尻組)は、古くよりカラムシ(苧麻)を栽培しそれを維持してきた地域として共通項があります。また会津の下郷町の大内宿と同じように竹富島は文化庁の重要伝統的建造物群保存地区として保護されています。地域の人々は、地域以外の人による地域開発を認めていません。それが「憲章」です。竹富島では、星野リゾートが地元観光会社を買収し星野名により開発申請行為が行われています。星野リゾートは2005年にアメリカ等のファンドであるゴールドマンサックスと協定を結び日本国内のリゾート地の買収・開発をしています。つまり資金はアメリカが出しており、日本の優秀な観光地が外資により買収されていることが行われています。